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犬の消えた日 [2011ドラマ]


松倉修平(西島さん)一家の戦時下。

映画では、大人しか見ちゃダメよ的内容が多いのですが、ドラマだと割と子供と一緒に見られる真面目な役の多い西島さん。このドラマも終戦記念特集で子供と一緒に…というのがコンセプト。
私は、絶対に一人で見ますけど。

/////理由、崩れた顔を子供には見せられないからだ。ふん!/////

さて、前髪真ん中分けの修平お父さん。
縫箔屋さんの親方であり、裕福で幸せな一家の長。
しかし、修平にはコンプレックスがあります。足が不自由なので招集されないのです。
今にして思えば、「ラッキー」位の感覚ですが、当時の愛国思想を深く植え付けられた男子には大問題。
代わりに、犬に訓練を受けさせ、その犬を戦地に送ります。

この修平お父さん。
西島さんなので、西島さんなのですが、少し顔が丸く、現在放映中の僕とスターのとは趣が違います。
本当にお父さんの西島さん。よく考えると40歳なのでお父さんで良いのですが、独身アラフォーもできる
お得な役者さんです。

娘のさよ子には「今は戦時下だ」と非情に言います。
しかし、修平にも段々と戦争の流れ、世の中のおかしさに気がつくときが訪れます。

圧巻は、弟子の元太に招集礼状が来たときです。
元太は少し知能の遅れがありましたが、素直で優しい子。修平も子供のようにかわいがりました。
そんな子が戦地へ行くのです。
修平は、元太の指を斧で落とそうとします。狂ったように。
指を落せば、戦地へ行かなくても良いのです。それは足の不自由な自分が一番しっていることです。

愛国心たっぷりの頃には想像できない行動でしょう。

娘の飼っていた犬、職人、そして戦地から戻ってきた軍人。
その姿をみて、違和感を持つ日本人。
反対勢力のように力のあるものではありませんが、日常の中にある幸せと命を守る。
それが、自分の使命だと気がついていく。
戦争だ、なんだじゃなく…お父さんのつとめを見つけ出した、一人の平凡な男性を西島さんが等身大で見せてくれました。
そして、その中にある戦争の矛盾さが子供達に伝わることでしょう。
一人一人の思いが、大事な事にも気がつくのではないでしょうか?

ナレーションも西島さんです。
あの深みのあるようで、明るくなる声。
ドラマの内容にも合っていたと思います。

そして、国民服の西島さん。
うん。
何着ても似合う人はお得ですね。

でも、白シャツがいちばんだろうな
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토토사이트

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by 토토사이트 (2023-11-02 15:16) 

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中立的正確な作品内容詳細はアマゾンなどでご覧下さい。あくまで、西島秀俊さんファン『うた』の偏向たっぷり、超個人的な感想、雑記、覚え書きです。もちろん、
ご本人、所属事務所等とは一切関係ありません。
ちなみに、巷ではロスジェネ世代と呼ばれている世代に属します。。


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