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神童 [2007映画]


神童 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
  • メディア: DVD




鳴海凛子、松山ケンイチさん主演。
私は、この映画で西島さんにはハマりました。記念作です。
西島さんは主人公 うた(鳴海) の亡くなったお父さんという設定なので、遺影で登場。
これが、また妙に似合うのがふしぎなんですけどね。

うたとワオ(松山さん)との恋人でもない関係を軸に、ピアノを絡めながら話は進みます。
うた は映画のタイトル通りの神童。
「私は音楽だから」と言う程の神童です。
ワオはまあ、普通の音大生(になれた)なんですけど、ピアノは大好き。

うたのお父さんはいません。船からいなくなったそうです。
自殺したともいわれていますし、娘の うた もそう思っている。
それが西島さんです。
遺影の西島さんは優しく微笑んでいますが、天才ピアニスト、女性にももてたという(お決まり)
の設定を文句なくこなしております。

出演シーンはほんのわずかです。
主人公 うた の 幼少時にピアノの墓場という倉庫に一緒に行くというシーンなのですが
妙に強烈でした。
シルエットで西島さんと女の子がまず出てくるのですが驚くのが、そのウエストの細さ…そこかよ!!という突っ込みもありますが、驚きますから見て下さい。
で、ピアノをポンと指で弾き、少しの会話と最後に
「蝉のなく音がする」
と儚げな仕草で、その場面を占めます。

あとは、思い出話と遺影しか出て来ないのですが、このワンシーンが物語の軸になります。
実は神童 うた も 蝉のなく音が聞こえるのです。
話の中で うた の父は難聴で苦しんでいたということがわかるのですが、 うた も結局その運命を引き継ぐのです。才能と同時に。
その運命と、苦しみを うた に授ける父親を存在で強烈にアピールするのが西島さん。
父親(西島さん)がいてこその、 うた の才能であり、存在であった事を十分に感じさせられるシーンで、とても印象に残りました。

西島さんの代表作はこれから色々と出てくるはずです。彼は多分、 next one の俳優だと思うので。
ただ、私にはこの映画の西島さんには凄い印象を感じました。
私自身、ピアノが好きというせいもあるかとは思います。
でも、あのワンシーンで物語の、主人公の位置を明確にしてしまう。
そういう姿がとても印象的だったのです。

私にとって、とても大切な作品です。



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コトタマ学

すみません、日本語の起源、言霊百神というサイトをご紹介させて頂きます。
by コトタマ学 (2014-02-15 23:48) 

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中立的正確な作品内容詳細はアマゾンなどでご覧下さい。あくまで、西島秀俊さんファン『うた』の偏向たっぷり、超個人的な感想、雑記、覚え書きです。もちろん、
ご本人、所属事務所等とは一切関係ありません。
ちなみに、巷ではロスジェネ世代と呼ばれている世代に属します。。


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